大山滝(2012-07)



鳥取県 琴浦町にある滝で、
日本の滝百選に選ばれています。

日本四名山、日本百景にもなっている西日本を代表する山の一つ、大山にある滝です。
大山にはこの他にも大小様々な滝があります。

元は3段瀑でしたが1934年(昭和9年)に襲来した室戸台風の水害で2段瀑になりました。
さらに2011年(平成23年)に襲来した台風12号の影響で直瀑になってしまいました。
入口の小屋に昭和8年に撮影された3段瀑の時の貴重な写真があります。

本やインターネットで見ていた2段瀑をもう見る事が出来なくなったのは残念です。
これも自然の摂理なので仕方ないですね。
ですが、直瀑になったとはいえ滝自体の美しさは衰えていません。
岩山が崩落したおかげでかえって滝周辺が開け奥行きが出来たそうです。


一向平野営場の駐車場から1.8km歩いた所に滝があります。
遊歩道が整備され道中の足場は良いですが、アップダウンが激しい所があります。
特に入口から800〜900m付近にある階段がネックで、
かなりの角度があるのと踏み桟が狭い為、上下ともに息が切れます。
途中で休憩すると片道40分程度かかります。

観瀑台から滝壺に下りる事が出来ますが、鎖場があります。
下りたい時はしっかりとした靴を履いて行くのをおススメします。


行き方ですが、大山には中腹辺りに環状道路があるので周囲どこからでも行けます。
環状道路の南東部に県道34号線と県道45号線の交差点(地蔵峠付近)があるので、
県道34号線を北進します。
少し下ると開けた谷の方へ向かう道があるのでそちらに入り、
谷の方へ向かうと奥が一向平野営場になっています。




観瀑台から。






2段目の滝だったところ。
跡形もなく崩壊しています。



観瀑台。
滝よりかなり上にあります。



滝つぼへ向かう道の途中から。






滝の前は開けています。



滝前から。
去年よりも崩落が進んだようで、滝壺とほぼ同じ高さに立てます。



大きな直瀑になっていました。



1段目の滝壺だった所は崩落によって
水瓶を半分に割った様な形になっています。



2段目の滝壺だったのですが・・・



水の色はとても綺麗でした。



滝のすぐ横の斜面が派手に崩れていました。
元々崩れやすい地盤なのかと思います。



鎖場です。
高さがあるので落ちない様に注意しましょう。



大山滝までの途中にある「鮎返りの滝」です。
上にあるのは滝ではありません。
滝と駐車場の中間付近にある吊り橋の下にあります。





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